学校経営(成果と課題)
1.生徒育成目標 【A】
建学の精神に基づいた教育の実践を柱に据えた「心の教育」を目標とした。校訓四綱領の具現化を目指し、日々の学校生活において、仏参や宗教の授業による学び、宗教だよりの発行、月々の法語の掲示などを通じて「心の教育」に取り組んだ。また、三大仏教行事やLHRを通して、生徒たちにお釈迦さまや親鸞聖人のみ教えを理解するように努めた。そのことにより、学校生活の随所において生徒たちの心の成長を感じることができた。
2.生徒募集活動目標【A】
令和7年度の募集においては、「学則定員の確保」を目標に精力的に募集活動を行った。結果として、中学校においては、受験者は微増したが入学者は、昨年度と同じであった。高等学校の推薦入試においては受験者数および入学者数とも増加した。一方、一般入試においては受験者も昨年度を大きく上回り、入学者数も100名以上の増加であった。受験生の学力レベルの向上は感じられたが、今後においては、さらに安定した人数を確保できるように、募集活動をより充実させていく必要性を強く感じた。
3.教育力の強化向上 【B】
ICT機器や協働的な活動を取り入れた授業の充実、総合的な探究の時間に向けた研修・研鑽を行うことができた。しかし、探究活動においてはさらなる研修の必要性も感じている。また、研究授業の実践や公開授業の展開など、さらに教育力の向上に励んでいきたい。
4.進路実績の向上 【A】
各学年に応じた進路指導を、生徒や保護者を対象に形式を変えて行った。個々の目標に応じた進路指導を丁寧に行い、進路の実現に向かって取り組んでいくことができた。今年度においては、95名の国公立大学合格者を輩出することができた。来年度は、さらに国公立大学、難関私立大学への進学実績を伸ばしていくとともに、生徒一人一人が納得した進路目標を実現できるようにしていくことが課題である。
5.クラブ(部)活動支援 【A】
今年度も、クラブ(部)活動支援を積極的に行った。生徒たちは、日々の活動に熱心に取り組み、全国大会において大いに活躍した。全国大会においては、ボクシング部、柔道部、女子弓道部、自転車競技部、女子水泳部がそれぞれ上位入賞を果たした。また、全国高等学校総合文化祭においては、新聞部が4年連続で最優秀賞獲得の快挙を果たした。中学校でも、全国大会において柔道部が出場を果たした。
6.将来計画の推進 【B】
男女共学となり、5年が経過した。個々がお互いに個性を認め合い、支え合っていける学園が形成しつつある。新たな課題に対応しながら、生徒一人ひとりが、伸長できる環境を整えていくことができた。年々多様化する生徒が増加されることが予想される中、今後の学園の在り方を展望しつつ、さらなる進化を目指して取り組んでいかなければならない。